SSブログ
村生活 ブログトップ

犠牲祭? [村生活]

長かった休暇も終わり、一気に現実に戻ります。。

朝9時過ぎにアランヤを出発し、アンカラ郊外の村を目指します。
アランヤからはコンヤを抜けて行きました。

帰り道は速いです。
昼頃にはコンヤに到着し、4時頃には村に着きました。
途中、アランヤ名物のバナナを大量購入。
村にいる、義父母と義兄家族へのお土産です。
P1030692.JPG

なぜ、村に呼ばれたんだろう…という疑問は到着すると直に解けました。
村の義父母の家では、麦の収穫が終わっていました。
麦の収穫自体は、トラクターで行うので人手もそれほど要りませんが、
その後の、麦を納屋に運ぶ作業が残っていたようです。。

畑から義父が帰ってきた夜の9時過ぎに作業スタートです。
トラクターに取り付けられた荷台に運ばれてきた麦が
ビニールシートの上に移されます。
P1030722.JPG

この赤い筒のような道具を通って納屋の中に運ばれます。
P1030729.JPG

納屋の中ではこのように、黄金色の麦が積もっています。
P1030737.JPG

続きを読む


畑仕事(娘の場合) [村生活]

先日お話した村の畑仕事ですが、子供たちの視点から。

朝は姪っ子と娘も一緒に出発しました。
2人とも、今回の畑は初めて見ます。
途中の景色も、トラクターの荷台も、新鮮で大喜び。
P1020412.JPG

途中、絵にかいたようなロバを発見!
本当に、あんな荷物を持って移動しているのですね。
荷物の中身は、羊飼いの食事や持ち物などだそうです。
羊の群れには、番犬が5−6匹とロバ、棒を持った羊飼いがいます。
P1020461.JPG

途中、村のゴミ捨て場を発見!(義母説)
村には一応ドラム缶造りのゴミ箱があり、週に何度か回収されています。
村のゴミといっても、生ごみは動物の餌、燃えるごみは暖炉の燃料なので、
灰などが多く、1家庭からでるゴミの量はとても少ないです。
…にしても、そのまま直接捨てるとは。。。
P1020403.JPG

…村は以前独立した自治体で、その時は村の状態も良かったのですが、
 制度が変わり、アンカラ県全体がアンカラ市のような扱いになったため、
 遠い小さな村までは行政の手が行き渡らないので、
 村人たちが自分たちで何とかしている感じです。…


村からかなり離れたところで、牛の群れを発見!
こんなに遠くまで移動するのですね。
ちなみにこちらは泉で水分補給中。
泉は人間だけでなく動物たちも利用するようです。
(場所によるのかな?ここはそのためか水を溜める場所が長いです)
P1020407.JPG

最初は楽しんでいた子供2人、
後半は同じような景色に退屈し、はしゃぎ疲れたこともあり、ダウン。
P1020413.JPG

畑に着くと、持参したおやつを広げ、ピクニックが始まりました。
P1020414.JPG

しばらくするとまた退屈になり、おじいちゃんを大声で呼び、
トラクターに一緒に乗って村へ帰って行きました。

その後は2人で楽しく遊んだ後、2人のためだけにマカロニご飯を作ってもらい、
皆が帰ってきてからも、フルーツなどを一緒に食べました。


…とても楽しい1日だったようです。



畑仕事 [村生活]

6月に義父母の村を訪れた際、畑仕事を手伝いました。

義父は会社を定年退職して以来、村で畑仕事をしています。
基本は一人で働いていますが、人手が必要な時は家族が手伝いにきます。



ということで、今回は雑草取りに参加しました。
義兄家族も手伝いに来て、後は隣人の小母さんと親戚が2人。
トラクターに取り付けた荷台に乗って、姪っ子と娘も一緒に出かけました。
今回作業した畑、私は初めて行きました。
道が悪いのでゆっくり運転で、片道4‐50分の距離です。
途中、あまりにも荷台が揺れるので…横転するのではと気が気ではありませんでした。

P1020405.JPG
途中の畑道。あたり一面麦畑だったり、荒畑だったり。。
でも、畑と畑の間に囲いとかありません。
不思議に思って義母に尋ねると、
「持ち主はどこまでが自分の畑か分かってるから大丈夫」とのこと。
更に、「畑に表札でも書けとでも言うの」と、
私の質問が不思議だったようで皆に笑われてしまいました。
表札は要らないですけど…それでトラブルにならないのだろうか…。
持ち主は自分の畑を知っている…とは言っていますが、
「あ、ここよここ。ここが多分私の土地なの。」とか小母さん言っていますが。。
持ち主、本当にちゃんと分かってるんでしょうか。。

P1020418.JPG
ここが義父の畑です。
30ドネム(約2.7Km2)あるそうです。
…と言われても、端が見えないので、どこからどこまでなのか不明。。


すぐに作業開始です。
雑草取りといっても標的は一つで、麦に似た雑草の穂のみを切り落とします。
…根元から引っこ抜かないんだぁ! という私の素朴な驚き。。
日本の田んぼなんかだと、雑草が栄養を取ってしまうからということで、
しっかり根元から引き抜いていたような覚えがあるのですが。。

まずは義父が指示を出しながら、隊列を組んで(横一列で)摘み取り歩きます。
私、初心者なんですが、説明なしでスタートしたんで、
最初のうちは麦を間違って切り落としたりしていました。。
P1020421.JPG

道具はハサミかナイフ。
P1020425.JPG
ハサミはこんな感じで使います。(これが今回取り除く雑草です)
P1020427.JPG
ナイフは切れがよかったので、ピッと振りかざすだけで切れます。

親戚の男性が、途中で携帯電話の音楽をあけました。
充電が切れると、義母が歌う歌を聴きながら作業をしたり。
…随分遠くまで来たもんだ…と思ってしまう光景です。

隊列を組んでってのは効率的ですが、稲の流れとか無視して進んでいくので、
麦を踏まないように歩くのが一番疲れました。
作業自体は楽なのですが。。
運悪く、日差しの強い日でした。
麦の間にトゲのある雑草があったり、くっつきぼうが一杯ひっついたり。。


1往復しては休憩を繰り返したのですが、
1回の道のりの長いこと。。2往復目で随分疲れと空腹が。。
高原の中に、荷台だけ取り残され(途中、義父がトラクターで帰ったので)
荷台の傍にできるわずかな陰での休憩です。
P1020437-1.jpg

持参した水がなくなってしまったので、
近くの泉に甥っ子と親戚(高校生の女の子です)と水汲みに。
P1020443.JPG
高原のところどころにこんな泉があるらしいです。


結局、6往復して終了しました。
(所要の箇所だけ作業して、他はスルーです)

とても疲れましたが…異文化体験ということで。。
村に帰ってバルコニーで食べた、義兄嫁の料理がとてもおいしかったです。

義兄曰く、義父は助っ人を集めるのが下手だそうです。
村には親戚も多く、義父は顔も広く、男性専用の喫茶店には暇そうな人が溢れているのに。。
本来はもっと大人数で作業して、短時間で終わらせるそうです。
(確かに、今回は総勢8人でしたが、義父は途中抜けるし、
 義母は途中ギブアップするし、要員の2人は中高生だし、
 一人は外国人で麦を切り落としていたし…。)


翌日、そけい部(足の付け根)が筋肉痛になりました。
そんなところが筋肉痛になるのも初めての体験でした。。






壁塗り [村生活]

絨毯を洗った翌日、義母と隣のおばさんと家の掃除をしました。
年末大掃除のように決まった日はないので、だいたい絨毯を洗ったついでに大掃除をしたりします。
(義兄嫁さんなんかは月1で大掃除をしていますが…)
今日は、サロンと寝室の掃除をしました。
埃を叩いて、カーテンを洗って、窓を拭いて、家具やソファーを拭きます。
床も洗剤をつけて何度も拭きます。壁も拭いたりします。
そして、とても、疲れます。。

絨毯洗いだけ手伝いにいったつもりだったので、早々に帰ろうと思っていたのですが、
義兄家族が翌日来て壁のペンキ塗りをするとのことで…
壁塗りの仕方も興味があったので、それまで居ました。

義兄家族が来ると、姪っ子好きの娘は大はしゃぎ。
7歳児と4歳児。
7歳児に影響を受けてお姉ちゃんになってくれるかと期待していましたが、
娘といると、姪っ子が4歳児になっているような気が…。。
P1040600.JPG

私たちが村にいる間に、ヒヨコが生まれました。
黒に黄色に茶色にと、色とりどりです。
P1040590.JPG

壁塗り。
義兄さんがローラーで塗った後、義兄嫁さんと私が隅を塗っていったのですが…
どう考えても、義兄さんが一番楽なような…。。

写真は他の部屋の天井を塗っているところです。
壁を塗る時は、部屋のもの全部外に出しています。
P1040595.JPG

壁塗りのついでに、リビングと台所の大掃除もしました。

大掃除が終わった後は、庭でバーベキューをしました。
P1040596.JPG
義兄夫婦と甥っ子。

ここの家族流バーベキューは、全部焼き終わってから食事スタートです。
焼きながらのんびり食べたりしません。
熱いのが食べれないからか、途中で待てないからか。。
トルコ家族、熱すぎると食べれないと怒るし冷めすぎると美味しくないと言います。
でも、チャイは熱くないとダメなそうです。。
…不思議な人たちです。。

P1040594.JPG
全く関係ないですが、岡の向こうから羊の大群が。。
砂埃の中、羊飼いを先頭に、何百もの羊が移動していました。




大きな洗濯物 [村生活]

義母から絨毯洗いに誘われました。
絨毯を洗うところ、町中でたまに見かけたことはありますが、
参加したことはなかったので、興味本位で行くことにしました。

朝一のバスで村へ向かったのですが、義父母の家には誰もいなく、
すでに絨毯を洗いに出かけた後でした。
普段は8時くらいまで寝ている義父母ですが、
仕事がある時はすっごく早くに起きて、テキパキ働きます。

チェシメと呼ばれる泉が村にいくつかありますが、
絨毯を洗えるようなチェシメはこの1つらしく、
連日、村の人々が絨毯を洗いにやってきます。

P1040565.JPG

ラマダン(断食月のことで今年は8月)前に家の仕事を終えたい。。
と、皆同じことを考えるので、絨毯洗いの場所確保も大変らしいです。
その為に、早朝から絨毯を運んで作業をはじめたようです。

P1040567.JPG

義母と隣人のおばさん、後はお小遣いを渡して来てもらったという近所のおばさんが一人。
「絨毯洗いに来れたら来てね〜」くらいにしか聞いていなかったのですが、
行ってみると私もしっかり人数に入っていて…
朝早くからタクシーに乗って(バスに間に合わなそうだったので)
バス停まで行った甲斐があったというものです。

絨毯洗い、最初は楽しかったんですが、数を重ねるごとに疲れが。。。
絨毯、ただでさえ重いのに、水を十分にすった絨毯は極重です。。
しかも義母さんの絨毯多すぎ。。

絨毯は、車では運べないので、トラクターに荷台をつけて運んでいます。
P1040578.JPG

なので、ついでにトラクターを洗う義父さんと親戚たち。
P1040581.JPG

チェシメには前日絨毯を洗った人たちの絨毯が干してありました。
車を洗いにくる人もいます。
そしてその様子を上から眺める子ども達。
洗剤が足りなくなったり、タバコが欲しくなったりすると、
この子ども達にひとっ走りしてもらいます。
P1040586.JPG

娘は…このチェシメで、前日購入したばかりのサンダルの片方を流してしまいました。
クロックス買わなくって良かったぁ。。
パザールのサンダルでも十分ショックでした。。
P1040585.JPG

義父母の家に戻った後も、絨毯を干したり裏返したりと仕事がたくさん。。
女性陣が働いているのだから、昼ご飯は出前で…て言う訳にもいかないし。
村の女性は体力と腕力と忍耐力があります。。

「あなたの絨毯が汚れたら村に持ってきなさい。一緒に洗ってあげる」
と、義母が言ってくれていましたが…ごめんなさい。絶対クリーニングに出します。。
というか、自分で洗うくらいなら絨毯いらないです。。。



村の結婚式 [村生活]

夏は結婚式シーズンです。
夏休みに入ると、親戚の誰かの結婚式が毎週のようにあります。
結婚式だけでなく、割礼式、婚約式、兵役祝いの式もあるそうです。

今年は特に、8月が丸一か月断食月に当たるため、
8月を避ける人々が多いのか、7月のお祝い事が多いです。

週末に村へ行った時も、結婚式のハシゴをしました。
遠い親戚なので、ちょっと顔を出すだけ…とのことで、
私たちも付き合いました。。

別の村での結婚式だったため、車で移動です。
一軒目の家では、すぐ隣の家でも結婚式が行われていました。
隣同士2件がそれぞれ大音量の音楽をかけていて…、
村中がお祭り騒ぎ状態です。。

P1020364.JPG
会場に向かう前から、お祭りモードの娘と姪っ子。。

式といっても、水曜日あたりから毎日行われていて、
基本は音楽が流れていて、皆が踊っているだけです。
友達や親戚や村の人が、自由にやってきて、
挨拶をしたり、世間話をしたり(嫁側は花嫁道具を披露したり)します。
迎える側は来客に食事や紅茶をふるまいます。

P1020365.JPG
結婚式専用のDJの人が生演奏を兼ねた音楽を大音量で流し、
おじさん達や若い子たちが広場の中心で輪になって踊っていて、
それを眺めながら男性陣女性陣に分かれて紅茶を飲み飲み、お話しをしています。

その時に、年頃の子どもがいるところは、自分の子供の相手を探していたりします。
誰のどの子がどうしているだの、進学や兵役はどうしただの、
学校や結婚相手の情報交換をしながら、世間話に花を咲かせています。

…なので、私には退屈極まりない行事です。。。
親が子供の結婚相手を探すなどという時代錯誤な話も聞きたくないですし、
世間話といっても遠い親戚は分からないし名前も覚えられないので
誰のことを話題にしているのか分かりません。。
踊っているのも若い子だし、たとえ踊れと言われても踊れないし。。

一番困るのは、紹介される親戚を覚えられないこと。。
皆似てるんです。。似てるので、とりあえず親戚ということだけは分かるのですが…。
家族が多い上に遠い親戚とまで付き合いがあるから…その数はかなりのものです。
そんな話を一緒に行った義兄嫁に話したら、「私もいまだにそうよぉ。」なんて、
いいながら笑っていました。

ちなみに、娘はとても楽しんでいました。
姪っ子と一緒に、輪の中心で踊っています。。

P1020378.JPG
夜になり電灯がつけられると…町内の盆踊り大会を思いだす光景でした。

2件目の結婚式の村に着いた時には夜の9時半を過ぎており、
娘は眠いはずなのに、音楽を聞くと踊らずにはいられないようです。
…トルコ人の血が騒ぐってことでしょうか。

義父母の家に着いた時には夜の11時を過ぎていました。
帰り道の車内で一眠りした娘と姪っ子は家でもしばらく遊んで、
その後一緒に眠ってしまいました。
P1020390.JPG



村の仕事 [村生活]

村から帰ってきましたぁ。
疲れました。。

土曜の夕方からバスに乗って村へ行ってきました。
村まで、バスで1時間半くらいかかります。
(車だと、信号なしの道を時速90〜130kmで1時間弱です。)
娘はいつもバスの中で退屈していたのですが、
今回は、義兄家族も一緒だったので、7歳の姪っ子と楽しそうに遊んでいました。

バスには同じ村へ行く人々が乗っているので、知り合いや親戚が多いです。
今回の運転手さんも親戚でした。

村の人が街へ買い出しにきていたり、街で働いている人が帰省していたりで、
皆とにかく荷物が多いです。
絨毯を持ち込む人や、大きな木材を持ち込む人もいました。
降りる場所もかなりアバウトです。
そういう私たちも家の真ん前で降ろしてもらいました。

村では夜は長袖が必要なくらい寒いです。
夏はとっても過ごしやすいので、夏休みだけ帰ってくる家族も多いです。

村への道中、あちらこちらで羊や牛の群れを見かけるのですが、
娘がバス中聞こえるくらいの大きな声で興奮しながら「牛だ〜!!」
「羊だ〜!!」と叫ぶので毎度ながら恥ずかしい思いをします。
トルコ人には見慣れた日常の風景ですが、
日本から来て日が浅い娘には未だに大事件なようです。
(…といっても、もう4ヶ月たつので慣れても良さそうですが。。)

P1020397.JPG

村の義父母の家の前も、毎日のように牛の群れが行き来しています。

P1020357.JPG

日曜の夜には帰ってきたので、短い滞在でしたが、
今回は結婚式に行ったり、畑に行ったりと…とても疲れました。。
娘は…結婚式で踊って、畑でおやつを食べてと…とても楽しい時間を過ごしました。。




村生活 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。